ニューロティカのドキュメント映画「あっちゃん」を観てきたので感想とレビュー。
2015/08/31
公開前から気になっていた映画、「あっちゃん」。
必ず観に行こうと決めていたので行ってきました。
ちなみにネタバレらしいネタバレは無いつもりです。
初めて鑑賞する上で事前に知っておいても問題ないことしか書きません。
が、一般的なことは書くのでもし気分を害したら申し訳ないですm(__)m
が、大丈夫だと思いますw
が、自己責任で。
で、映画としてはドキュメントなので「ストーリー」というか「テーマ」は、「イノウエアツシの50年、ニューロティカの30年。」とのこと。
オフィシャルでも公開されている予告編も、凄く良く出来ていて、とても見に行かないわけには行かない気持ちになった。
ところで、このエントリーを読まれている方が、本作やニューロティカをどれくらいご存知なのだろうか。
例えば、普段からライブにバンバン行ってるとか、ずっと昔から知っているだけとか、はたまたライブに行ったことはもちろん無く、ココ数日の間にWEB上のひょんなことから、バンドや映画のことを知ったとか、音源するら聴いたこと無いとか、色々な方がおられると思う。
わたくしは、
- ニューロティカという名前は聞いたことはもちろんあるけど
- まじまじと音源を聞いたことも無いし持ってない
- ライブは2013年(確か)に一度だけ新宿のライブハウスで観る機会が過去にあった
- とくにファンというわけではない
という状態。
に加えて、
個人的には、アラフォーに差し掛かりつつある年ではあるが、バンドをやってるのですが、そのバンドで、年に一度はライブハウスでライブをしている。
させてもらっている。
いや、やっている。自分たちでやりたくてやっている。
なぜやっているのかって、なぜ続けているのかって、そりゃあ楽しいからだ。続けることに意味があるかどうかなんて、全然考えないわけじゃないけど、意味があると思ってやっている。
バンドマンなのだ。
だから後輩といえば後輩ではあるのだけど、遠すぎる。
という状態。
そんなこんなで、映画に期待するものの一つとして、「30年もバンドを続けることによってどんなになるのか」というものがあった。
ふわっとね。
そらもちろん過去にメジャーも経験している百戦錬磨のバンドを参考にするのはお門違いかもしれない。
そんなことは分かっている。
でも、ニューロティカが30年バンドを続けることと、一般人の俺がバンドを続けることは同じだと思う。
何かを感じたかった。
前置きはともかく内容へ。
構成としては、過去のライブ映像やスチールを交えながら、多くの登場人物がインタビューに答えていく。
メンバー、元メンバーはもちろん、多くの関係者。アーティストが、まぁ豪華。
ニューロティカ、アツシのプライベートにガンガンにフォーカスしていく。
大きなテーマこそ、「イノウエアツシの50年、ニューロティカの30年。」ではあるが、次第にひとつのテーマに絞りこまれていく。
「なぜバンドを続けてこれたのか。きたのか。」
ラスト数分間はグッと来るものがあった。
「ドキュメント映画というのは着地点が最初に決まっていない」的なことを監督のナリオさんがどっかで話してたんだけど、この着地点が降ってきた時はおそらくトリハダものだったんじゃないかなと思う。
「なぜバンドを続けてこれたのか。きたのか。」
そんな、あっちゃんの答えは劇場でのお楽しみ。ということで。
いや、観に行ったほうがいいすよ。
わたくしは、観に行ってよかったなととても思いました。ニヤけました正直。
一言で言うと、
『ライブの打ち上げじゃないと聞かせてもらえないような様な話が凝縮されていた映画』
という感じでしょうか。バンドやっている人間目線で言えばですが。
でも打ち上げでもここまで具体的に誰かに話をしたことはないんでしょうね。きっと。
ところで、このエントリーを読まれている方が、本作やニューロティカをどれくらいご存知なのだろうか。
例えば、普段からライブにバンバン行ってるとか、ずっと昔から知っているだけとか、はたまたライブに行ったことはもちろん無く、ココ数日の間にWEB上のひょんなことから、バンドや映画のことを知ったとか、音源するら聴いたこと無いとか、色々な方がおられると思う。
きっとどんな人にとっても楽しめる映画だと思います。
どんなひとにも楽しめる = 丸くて刺さらない。
と思うかもしれないが、あらゆるひとに形を変えてきっちりと届くものが、この映画には有るんじゃないかなと思います。
ちなみに鑑賞した日は、主演のあっちゃんと、劇中歌を提供するチャラン・ポ・ランタンの舞台挨拶が。
で、劇場公開、渋谷は本日5/8までとのことなので興味のわいた方は是非。
館内の雰囲気もなんかいいです。
おまけですが、そういえばロケで僕の好きな高円寺が結構使われていた。
音楽スタジオや、純情商店街の飲み屋(たぶん)など。だからなんだってわけはないけど、なんか良かった。
今度ライブ観に行こう。